世界一周0日目(前夜)

世界一周の前日。
出発前のトークイベントを全国4都市で開催し、
そのあとは退居の準備で 前日までとても忙しく、
明日から旅立つ実感なんて、まったく沸いてなかった。

バタバタと荷物を発送し、退居のとき。
空っぽになった関内のマンションの玄関のドアを
最後に締めた瞬間、一気に、涙が溢れだした。
その場に訪ねてきていた友人も驚いていたが、
私自身もこんなに泣くと思ってなくてパニックだった。
本当は行きたくないのか?
怖くなったのか?
そういうわけではなかった。
この3年間、ずっと放浪してきて、住む場所もなかった私。
それが、自分の力では到底住めないと思っていた、
憧れの横浜のマンションに 半年だけ、住むことが出来た。
この場所が、あまりに好きすぎて、毎日が幸せだった。
それをまた、自ら手放してしまう切なさ。
頂いた有難いご縁を 突き放してしまう悲しさ。
もう、ここに戻ることは出来ないのだろう、という実感。

そんな感傷に浸る余裕すらなく、出発のカウントダウンが始まる。

友人が、出発前に素敵なお守りを渡してくれた。
    

私の大事にしている「いまここ」という言葉。
友人と関内の南極料理人「Mirai」さんで軽く一杯飲んだ。
 
そのあと、お世話になった方と「駒」で最後の晩餐を頂いた。
家がなくなった私は、その夜は元町中華街の宿に泊まった。
もうすでにバックパッカー旅は始まっている。
相変わらず、私は泣いていた。
こんな状態で、出発できるのだ
ろうか・・・。

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