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産後クライシス|夫と離婚する人続出!有効な解決法は?【育児ブログ7】

要注意!「産後の恨みは一生続く」と言われている。

子供が出来ると、女性は心身ともに、激的な変化があります。
産後の女性は、特にホルモンバランスや環境の大きな変化で、
無意識にストレスを抱えやすく、心身ともに、ナイーブです。
そんな状態だからこそ、ちょっとしたことがきっかけで、
パートナーのことが嫌いになってしまう女性も多いそうです。
この、産後2年以内に夫婦の愛情が急に冷めることを、産後クライシスと言います。

せっかく可愛い赤ちゃんが生まれて幸せなはずが、こうなってしまったら悲しいですよね。
私はわりとイライラしないほうなので、大丈夫!と思っていたのですが、
先日は、自分でも驚くほど、旦那にブチ切れてしまいました
今回はそのときの出来事と、男女の脳の違い、女性の怒り、
子育てでよくある夫婦ゲンカのパターンなどについて書いていこうと思います。

女性の怒りはポイントカード制。たまれば、大還元祭が待っている・・・

きっと、男性でも「妻(彼女)が突然怒り出す」という災害に見舞われたことのある人は、多いかと思います。笑
男性からしたら「なんでそんなことでキレるの?!」と困惑することもあるでしょう。
それは、でも女性からしたら、見ている問題の範囲(大きさ)が全然違うのだと思います。
女性は、その瞬間のピンポイントの事実だけに、怒っているのでなく、
時系列を超え、過去の似たような出来事や、そのときの悲しかった感情、
たまったストレスなどの、全てをひっくるめて怒ることがあるのです。

だから、そのピンポイントな事実だけを、謝罪したとしても、
「そうじゃない!(ビシッ)!」
「あなたは全然分かってない!!!」
「謝って済むような問題じゃない!!」
と、さらに炎上してしまうことも。笑

しかし、怒っている女性自身も、その怒りにまつわる、壮大な過去のエピソードや
数多くの理由について、頭の中で整理できておらず、うまく説明ができないのです。
本人自身も、なぜここまで心が乱れてしまったのか、理解できてなかったりします。
・・・・すみません、女ってめんどくさい生き物なのですよ。笑

・「女性の怒りは芋づる式」
・「女性の怒りはポイントカード制」
・「女性の怒りは壊れたダンプカー。走り出したら、もう止まらない・・」

とは、よく言ったものです。。。

これは、性格というより、脳の仕組みによる特性といえます。
女性は感情と事実を紐づけやすい、感情的な生き物なのです。

そういった男女の脳の違いを、お互いが把握したうえで、
話し合いをすると、男女の理解は、深まりやすいのかなと思います。

ここからは、今回は、私が怒ったときの背景、気持ちと、改善策についてのお話です。

赤ちゃんとの新生活がスタート。そこから学んだこと・・・

東京に戻って家族3人での生活が始まり、まず最初に感じたことは、
赤ちゃんと2人でいると、思うように事が進まん!!ということです。

何かしようとしたときに限って、あかりんがぐずったり、
あやしているうちに、気付けば日が暮れてしまうこともしばしば。
家事と育児の両立は、なかなか簡単ではない!!

最初のうちは、赤ちゃんが寝たら、 この間に料理をしよう!としていました。
しかし、野菜を切り出した瞬間、 なぜかすぐに起きてしまうんですよね。
加熱しているときに泣きだしたりすると、もうどうしようもありません。
そのまま赤ちゃんの元へ行けば、気が付けば茹でていたブロッコリーが
べちゃべちゃ、
鍋の中身は煮詰まって、ドロドロ状態になり、
火を止めて赤ちゃんの元へ行けば、いつまでたっても、料理が完成しません。
(しかも、加熱を中断したら固くなる食材もあるよね。じゃがいもとかね。)
旦那が帰ってくるのに、まだ夕食が何にも出来てない!と焦りも生じます。

これでは、なんだか落ち着かず、効率も悪すぎるため、
もう、いい意味で、諦めることにしたのです。

私は、赤ちゃんと二人のときは、あえて何もしない。と覚悟を決めました。
旦那が帰宅してから、洗い物などの家事や買い物は、集中して済ませるようにし、
特に大変な料理は、旦那が休みの日に、食材をまとめ買いし、一気に作り置きする作戦です。

家事と育児を同時にしないことで、日中は、赤ちゃんが泣きだしても、
いつでもかかってこいや!という状態なので、少し、気持ちに余裕が生まれます。
この作戦自体は、かなり良いです!おかげで、育児ノイローゼとは、無縁の状態。

しかし、その作戦を実践していたある日、事件が起こりました。

産後の恨みは一生続く。育児中の夫婦喧嘩あるある。

それは、旦那が2連休だったときの、1日目の夜のこと。
この日のお昼は、子連れで日比谷公園の大江戸まつりに行き、かなりクタクタでしたが、
家に戻ってから再び、私は買い物に出かけ、大荷物を抱えて帰宅しました。

時間も遅くなったため、慌てて台所で、作り置き用の大量調理を始める私。
鍋にバターをひき、火をつけ、玉ねぎを炒めつつ、
じゃがいもと生鮭を切りながら、どんどん鍋に入れている途中・・・
あかりんが起きて、泣き始めました 。

うぉ~っ( ;∀;)ちょっと待って待って~!!と、焦っていたそのとき、

ベットで寝ていた旦那が、その泣き声に目覚め、私にまくしたてました。

旦那「なんで放置してんの!?!?」

ちょっと手が離せなかった、といっても聞く耳ももたず、

旦那「そんなん、別にすぐ行けるやろ!!」

旦那「手を離しても、ちょっと料理がまずくなるだけやろ!」

旦那「赤ちゃんが一番大事やろうが!」

こう怒鳴られたときに、

私の中で、何かがプチっと切れました。
そして、家をぶっ壊しそうになるほど発狂しました。
これぞ、産後クライシス寸前、壊れたダンプカー状態です。爆

女性の怒りは氷山の一角。その下には、色んなものが隠れている。

「なんでこんなことでキレるん?」と理解できない、男性の方々!!
女性の怒りは、氷山の一角であることを覚えていてください。
今回私がキレてしまったのには、このような以下の5つの背景がありました。

身体の目まぐるしい変化への戸惑い

産後の女性は、ホルモンバランスの変化が激しいのです。
ちょっとしたことでも、傷つきやすかったりします。
さらに、育児は重労働。自覚はなくても、疲れはたまっています。
抱っこをすれば筋肉痛や腰痛、ひざの関節まで痛むようになり、
睡眠不足状態になることも、よくあります。
→そんな心身ともに疲れている状態なのに、いきなり追いつめるようにまくしたててこないでよ!という怒り

育児へのプレッシャーと責任感を抱えている。

出産すると、女性はそこから突然、24時間365日年中無休で、人の命に係わる重大なプロジェクトリーダーを任せられた新入社員のような状態になります。人の命を預かっている以上、失敗は許されません。
その任務に慣れるまでは、その責任感と、プレッシャーがあるがゆえ、常に見えない緊張の糸が張り詰めたような状態で、色々なものを犠牲にして、つい頑張ってしまうんですよね。
もともと、大らかな性格の私ですら、赤ちゃんに異変があれば、心配になりアレコレ調べたり、色んな考えが浮かんでは消え、気になることだらけで、頭がごちゃごちゃでうまく回っていないこともしばしば・・・!
それでも、女性は母としての役割を果たし、子供のために、いつも一生懸命ベストを尽くそうとするもんなんです。
→こんなに自分でも責任感とプレッシャーを抱えた中で、必死でやってるのに、完璧に出来てないからって、さらに責めないでよ!という哀しみ。

私だって、ツラいんだよ!!

女性は母性本能がありますよね。だから、赤ちゃんを必死で守ろうとするんです。
そして、赤ちゃんが辛そうなときは、その母の責任感と共感力により、胸を痛めます。
赤ちゃんの皮膚がただれていたら、自分の事のように痛かったり、申し訳なくて苦しくなったり、
目を赤くして泣いていたら、胸がギュってなるんです。
だから、何も手につかなくなってしまうのです。
→だから、そもそも放置なんかできるわけないでしょ!!!
赤ちゃんが泣いた時点で、こっちだってすぐ行ってあげたいし、
こっちも泣きたいぐらい辛いんだよ!!!という気持ち。

頑張っているのに報われない虚しさ。

育児はもちろん、ちゃんとやっている。
料理は大変だけど、なるべく手作りにしているのは、
やはり、家族に対する愛情がゆえのこと。
なにも見返りなんてなくても、頑張っているんですよ。
→育児放棄したり、遊んでいたわけじゃない。家事を必死で頑張っていたのに、
なんで数分手が離せなかっただけで、こんなに怒鳴られなきゃいけないわけ?という理不尽さ。

アンタに言われたかねーよ!!

一番腹が立ったのは、「赤ちゃんが一番大事やろ!」という発言。

これは、産後のママには絶対禁句ワードです!!!!

→ええ、大事ですとも!!大事に決まってるやろ!!
あなたに言われなくたって、大事だから、私が全てを犠牲にしてでも、
いつも赤ちゃんを第一優先にしているのが分からんのかい!!!

→そもそも、自分は寝てたくせになんなん?!明日も休みのくせに、
それでも自由気ままに勝手に寝てるやつが、偉そうに言わないでよ!

→てか、私に文句言ってくるぐらいなら、黙って自ら進んで子供の相手をしたらいいやん!
何で最初から、私がミスしたような言い方で指摘したり、責めるの?!
2人の子なのに、親としての自覚あるんか!!

これは、私が特別なだけじゃなく、
世の新米ママに共通して言える心境として、よくありがちなことかと思います。

なにが一番ツライかって、「こういう気持ちを分かってもらえない」ことなんです。

さぁ、この産後クライシスの危機をどうやって乗り越えるか?
以下は、女性がブチ切れたとき、男性にお願いしたいこと&私が努力している解決策についてです。

女性の心理。男性にお願いしたいたった一つのこと

男性は、基本、問題解決志向です。
だから、まず論理的に考え、改善策を提案してくることが多いのです。
「じゃあ、そんな大変なら、無理して料理作らなくていいんじゃない?」とか、
「これからは、もっと家事や育児を手伝うようにするよ。」とか。

もちろん、有難いのですが・・・、
悪気はないことは、分かっているのですよ。
でも、これを淡々と冷静に言ってくるもんだから、
ときに、女性はまた「そうじゃない!!」「ぜんっぜん分かってない!!」って、
牙を向きたくなるのです。笑 ここには、男性がやろうとすることと、女性が求めていることとの、視点のズレが生じているんです。

女性は、別に、「育児がイヤだ、苦痛でたまらない」ってわけじゃないんです。
ただ、「こんなにも大変で、こういう気持ちなんだよ!」という心情を理解して、
労ってくれたり、気持ちに寄り添ってくれることで、本当に救われるのです。

女性は改善策よりも、まず共感を求める生き物です。

「そんなに毎日プレッシャーだったなんて、気づかなくてごめんね」とか、
「ずっと赤ちゃんのお世話や家事するの、大変だよね。いつもありがとう」とか、
「怒らせてしまった意味が分かったよ、そんな気持ちにさせてしまってごめんね」とか。

その一言を飛び越えて「じゃあこうしたらいいじゃん。」と
改善策だけを事務的に提案されると、

「う~ん、なんか違う!」ってなってしまいます。
(女性によっては、さらに火に油が注がれてしまうこともあり。)

また、家事育児は「頼まれたら手伝う」というようなスタンスでは、
本当の意味での、負担は軽くならなかったりします。
なぜなら、それぞれの「これが常に万全である状態にしておかなくては」という、
ちょっとした責任感と緊張感の積み重ねが、一番しんどかったりするのです。

常に、冷たい飲み物がある状態にしなきゃ、献立は何にしよう、ご飯はいつでも食べられるよう炊いておかないと、トイレットペーパーを切らさないように、子供の夏服はどうしよう、予防接種いつだっけ、紙おむつも買わなきゃ、ゴミ出しを忘れないようにしなきゃ、あれが賞味期限切れそうだから早めに使い切らないと、支払いは・・・etc、

いわば、小さなプロジェクトリーダーを、たくさんかけもちしている状態なのです。一見、大したことないように感じますが、これ、なかなかのプレッシャーなんですよ。

普段こなせていたことも、赤ちゃんのお世話が加わると、よけい大変になってきます。

なので、旦那さんは、できれば、「リーダー(妻)を手伝う」のではなく、
小さくてもいいから、どれかのプロジェクトをリーダーという責任ごと引き受けてほしいのです。
「時間があるとき手伝う」「余裕があればやる」という感じでは、あてに出来ないのです。
一部だけでも、完全に任せられることが出来たら、だいぶ肩の荷が降り、気持ちに余裕が出て来ます。

産後クライシス防止のための解決策

ブチ切れてしまった私ですが、本当は分かっているのです。
怒りをぶつけたところで、何の解決にもならないって・・・

こういうとき、私はいつもやることがあります。
それは、自分の心の状態を知る(内観)ことです。

女性は感情の生き物がゆえ、どう感じたかを話すのは得意なのですが、
なぜ、そのように感じたのかなどの理由を、理論立てて説明をするのは苦手です。
というか、詳しく自覚もしていません。「イヤだから怒る!」ただそれだけです。
女子同士の会話なら、理由なんて解説しなくても、ちょっと話せば「分かる~!」となっちゃうから、説明の必要がないのです。笑 しかし、男性に対しては、同じようにはいきません。

なので、私はネットや本を利用し、
今の自分の気持ちに関連する心理学などを知ろうとします。

今なら、「子育て 旦那 イライラ」とかのキーワードで調べますかね・・・。笑

すると、自分でも自覚してなかった気付きがたくさんあり、
共感したり、納得したり、「よくあることなんだなー」と安心したり、
それだけでも、けっこうスッキリしたりするんです。
理由が分かると、不思議と怒りも収まってきたりするんですよね。

今回の件なら、「産後はつねにプレッシャーと緊張感がある」ということなどは、
もともとは無自覚で、記事を読んで初めて気付かされたことです。
言語化や説明が下手な私でも、記事の文章を読んで共感することは出来るので、
共感度の高い記事を、旦那に読んでもらって、客観的に伝えるようにします。

こうすることで、自分の感覚にまかせて感情的に話すよりも、
よっぽど男性の脳には理解しやすいと思います。

この記事を書くのも、
これがまた「誰かの気づきのきっかけ」になってくれたら嬉しいという想いからです。
※決して、単なる旦那の愚痴ブログではありません。笑

そりゃあ、言わなくても、察してもらえたら嬉しいですよね。
でも、それは現実には、なかなか厳しいです。

男性に、エスパー的要素を求めても、無理なのです

なので、男性でもわかりやすく理解できるよう、
女性も自分の気持ちを伝えたり、
どうしていいのかを提案したり、努めることが大事かなと思います。

ということで、このようなやりとりをしながら、ケンカは解決。
なんとか私たちは、産後クライシスの危機をまぬがれたのだった・・・!!
※普段は、普通に仲良しですので、ご心配なく!!
・・・そうじゃなきゃ、こんな記事書けない。笑

それでは!


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旅する料理研究家さとみん
㈱BIOTRIP代表取締役。管理栄養士。 心身のバランスを崩したのをきっかけに食の大切さに気づき、料理教室講師、マクロビスイーツ工房経営を経験。1000を超えるレシピを制作。 さらなる食の追求のため、日本一周したのち、世界の食卓を巡り、旅×食×人を繋ぐ、世界一周・料理修行の女一人旅をクラウドファンディングで達成。2か月で150万円を集める。行った飲食店は1万店舗、使った資産は1000万以上。私の使命は、人の人生が加速する繋がりやきっかけを創ること、勇気をだして一歩踏み出す人の背中を押すことです。 レシピや旅情報はLINE@でも配信中!
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