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世界一周0日目(前夜)

世界一周の前日。
出発前のトークイベントを全国4都市で開催し、
そのあとは退居の準備で 前日までとても忙しく、
明日から旅立つ実感なんて、まったく沸いてなかった。

バタバタと荷物を発送し、退居のとき。
空っぽになった関内のマンションの玄関のドアを
最後に締めた瞬間、一気に、涙が溢れだした。
その場に訪ねてきていた友人も驚いていたが、
私自身もこんなに泣くと思ってなくてパニックだった。
本当は行きたくないのか?
怖くなったのか?
そういうわけではなかった。
この3年間、ずっと放浪してきて、住む場所もなかった私。
それが、自分の力では到底住めないと思っていた、
憧れの横浜のマンションに 半年だけ、住むことが出来た。
この場所が、あまりに好きすぎて、毎日が幸せだった。
それをまた、自ら手放してしまう切なさ。
頂いた有難いご縁を 突き放してしまう悲しさ。
もう、ここに戻ることは出来ないのだろう、という実感。

そんな感傷に浸る余裕すらなく、出発のカウントダウンが始まる。

友人が、出発前に素敵なお守りを渡してくれた。
    

私の大事にしている「いまここ」という言葉。
友人と関内の南極料理人「Mirai」さんで軽く一杯飲んだ。
 
そのあと、お世話になった方と「駒」で最後の晩餐を頂いた。
家がなくなった私は、その夜は元町中華街の宿に泊まった。
もうすでにバックパッカー旅は始まっている。
相変わらず、私は泣いていた。
こんな状態で、出発できるのだ
ろうか・・・。

ABOUT ME
旅する料理研究家さとみん
旅する料理研究家さとみん
㈱BIOTRIP代表取締役。管理栄養士。 心身のバランスを崩したのをきっかけに食の大切さに気づき、料理教室や講師、マクロビスイーツ工房経営を経験。1000を超えるレシピを作る。 その後、さらなる食の追求のため、日本一周したのち、世界の食卓を巡り、旅×食×人を繋ぐ、世界一周・料理修行の女一人旅をクラウドファンディングで達成。2か月で150万円を集める。使命は、人の人生が加速する繋がりやきっかけを創ること、勇気をだして一歩踏み出す人の背中を押すことです。 レシピや旅情報はLINE@でも配信中!
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