先日、友人が主催していた「蘇れ生命の力」の上映会に行ってきました!
開催された場所は、横浜の山手にある神奈川近代文学館でした。
周辺は、とても庭園が素敵な場所でしたよ~♪
目次
真弓定夫先生ってどんな人??
真弓定夫さんは、薬を使わない診療を徹底していることで有名な
「真弓小児科」という吉祥寺の小さな診療所の小児科医です。
この小児科は、西洋医学の対症療法的な治療ではなく、
一人一人の自然治癒力が高まるようにと、
患者さんとしっかり向き合う親身な診療所。
薬を使わず、生活習慣の改善について
様々なアドバイスをしてくれる
という、ビジネスとしては成り立たないであろうスタイルを貫き通し、
本気で病気を治そうとする熱い想いの診療スタイルに、
定評があったそうです。
野生の動物は病気しない
真弓定夫先生が一番大切にしていて、
何度も繰り返していたポイントがこれでした。
野生の動物は、とても生命力にあふれていて病気にならないそうです。
この事実は、自然界に沿って生きていて自然な気候の中で、
自然な暮らし方をするのが 一番丈夫に生きられる
ということの証明になりますね。
加工度が上がれば上がるにつれ人の体は弱っていきます。
現代人は、すごく病気が多いとのこと。
人口が2倍になったら、普通は医療費も2倍になるはず。
なのに、日本の医療費は180倍にも跳ね上がっているんだそうです。
自然の動物は、薬も注射も使わないし、病気にもならない。
こんな野生動物の在り方に、たくさんの学びがあるんですよね。
驚いたのが、
なんと、真弓定夫さんは歯を磨かないそうです!!
というのも、
歯を磨かなければならないような食べ物さえ食べなければ、
歯磨きをしなくても、虫歯にはならないんだそうです。
歯を包丁の「刃」に例えると、食べ物を切ったあとに、包丁を水でさっと洗えば
綺麗に落ちるようなものならば、刃にも汚れがこびりつくことはない、という考え方です。
病気にならない身体になるのに大切な3つのこと
加工されていない食品を食べる
これは四里四方という
半径16km以内のものを中心に食べるといい、ということです。
つまり地産地消・身土不二的な考え方や、「添加物を避ける」ということが
挙げられます。
それより大事なのは、
加工されていない水を飲む
現在コンビニで売られているペットボトル飲料は
全てミネラルを取り除いた純水というもので出来ています。
水を腐らせないためにミネラルなどの
微量元素を全て取り除いてしまうのです。
これによって現代の日本人はミネラル不足に
陥っています(>_<)
また、ジュースの摂りすぎにより、いつも砂糖の過剰摂取に
なっています。
でも、私がさらに驚いたのは、
食べ物と水よりも大切なことがある
ということ。
それは…
加工されていない空気を吸う
これはあまり意識をしてなかったのですが、
現代社会ではクーラーのつけっぱなしが当たり前になっていて、
自然の空気に触れる時間がかなり少なくなってきています。
暑いときには汗をかいたり、寒いときには血管を収縮させる
などの体温調節機能がどんどん奪われていき、
それにより体温の調節ができず、低体温や冷え性で
免疫が落ちてしまいます。
そして、病気になりやすい体になってしまうんだそうです。
先生の言ってることはすべて私が今までマクロビオティックで
習ったことでもあり、
大切な原点を思い出させてくれるようなお話でした。
そんな野生的で気力がたっぷり真弓先生も、もうお年になられて、
とうとう小児科をやめる時が来たようです。
医師を引退されても、講演会などで発信し続け、
ポリシーを貫く姿にはすごく感動を覚えました(´;ω;`)
こうやって、大切なことを発信していくのは、すごく大事。
私も、そんな思いを持って、
より精力的に活動していこうという
意欲と使命感が湧いてきました!(≧▽≦)
ただ、ひとつ思った部分もある。
確かに、健康は大事です。
でも、真弓先生みたいになりたいか?
っていうと、ちょっと違うかなー。
正直、「憧れる」・・という感じではなかったです。苦笑
一人の小児科医の生涯としては、素晴らしいのですが、
ちょっと野性的すぎるというか・・・!!
実際、賛否両論あるのもうなずけました。
何事も、過ぎたるは及ばざるが如し。
このようなコミュニティの中には、
宗教的な信仰心が芽生える方も、結構いるんですよね。
私は中立的な立場で、「コレいいな」と思った部分は取り入れつつ、
情報は幅広く仕入れて、賢く判断していけたらいいな。と思います(^_-)-☆
また今回、上映会に加えて2つの講演会と
トークセッションもあるという充実度の高い構成でした。
最初にお話ししていた藤原ひろのぶさんという方のお話が、
とても良かったです(*^_^*)
遅刻して最後の20分しか聞けなかったのが悔やまれました
orz
藤原ひろのぶさんの講演の感想
藤原ひろのぶさんは、世界中のリアルな場所、
スラムなどに足を運び、貧困問題などについて、
日本人に問題提起をしている素敵な方です。
いろんな世界に実際に行って様々なものを見てきている人の世界の現状って、やっぱすごく説得力がある。
もちろん、人により、それぞれ色んなフィルターがかかることと分かっていても。
今回の講演は、今の貧困問題についてより深く考えさせられるきっかけになりました。
特に衝撃的だったのは、やはり
西アフリカのコーヒー・チョコレートの問題です。
日本ではカフェ換算して2万円以上で販売している
コーヒー1kgを、
私たちは、エチオピアからなんと8円で仕入れているのだそうです。
そして衝撃的だった言葉は、コーヒーが安い理由には
子供たちの低賃金労働の犠牲の上にあるという事実です。
いや、正直そのことは前から知っていたんだけど、それで、分かっている気になっていた。でも、やっぱりそのリアルな写真などを見ると、
感じ方が全然違った。
日本人などの先進国は「国際支援」の旗を大きく掲げて、
発展途上国の子供達などに寄付をしていますが、
なんともアベコベな話で、
実際にはその子供たちの低賃金労働のおかげで、
私たちはコーヒーを安く気軽に飲むことができ、
安いがゆえにコーヒーを残しても捨てても
誰も何とも思わないようになりました。
日本が、こんな食糧飽和大国になれたのって、
我々日本人がアフリカの子供たちに支えられているからじゃないか?
というのが、あまりにも皮肉すぎるお話で・・・。
これは、とても胸に刺さる一言だったなぁ・・・。
私だって世界一周したんだから伝えられることなんて山ほどある。
見てきた世界のリアルを多くの人に届けたいな!
ちゃんと発信していかなきゃ、このままじゃ終われないわ。
また、バングラデシュの縫製などは手作業で
たくさんの女性たちが一生懸命労働をしたおかげで
服が作られ、日本に輸出されています。
その労働の時給は17円、月給にして7000円だそうです。
家賃で3000円とお米代で3000円払ったらもう1000円しか残らず、
真面目に働いても生活していけないんだとか。
なのに、うちら日本人と言ったら「安く買えて、ラッキー!」なんて、
ノンキに喜んでいるもんだから、滑稽に思えてきますよね。
貧困になりながら働いている人のおかげで。私たちはお得感にひたることが
出来ていたなんて・・・、安いものにはワケがあるんだなと。
世界には、サボっているわけじゃなく
真面目に働いているのに貧困から抜け出せないスパイラルに
陥ってしまう人達がいるなんて。
本当にひどすぎます・・(>_<)
スラム街の子供の映像とかもありましたが、
みんな優しくてキラキラしていてて、
そこから日本のあり方を考えさせられました。
上映会のあとに開催された、
梅津先生という歯科医師のお話も面白かったです。
梅津先生は真弓定夫先生とずっと仲良くしておられた方で、
その経験から学んだことをまとめて伝えてくださりました。
なんと、真弓先生の歯を見せてもらったこともあるんだとか!
ちゃんと入れ歯ではなく歯が残っているってすごいですね。
かなり身近な距離で、先生の言われていることを聞いてこられたとのこと。
今となっては難しいですから、貴重な経験ですね!
「真弓定夫先生から教わったこと」という、
真弓先生の考え方をまとめられた本も購入してみました。
またゆっくり、読んでみようと思います!
そして、お土産に、
天然酵母パンの店のリンデンバウムさんのパンを
いただきました。
リンデンバウムは、自家製の天然酵母として
オーガニックのぶどうを主体にした天然酵母パン屋さん。
神奈川県横浜市鶴見区にあります。
ここのパンは乳化剤などの添加物は全く使っておらず、
国内産の小麦粉を使い、素材は全て厳選したものを使用
してます。
また水もFFC テクノロジーという水を使っているんです。
オーナーさんは不在でしたが、
パンからは、とても思い・気がこもっているのが
伝わってきて、なんてありがたいんだ・・
と感じました(T^T)
このような大事なことを世の中にもっと広めていきたい!
と、使命感を奮い立たせてくれるような一日でした。
やはり、講演など、学びの場に行くのはいいですね。定期的に行きたいなー。
ちなみに上映会の開催ってどれぐらい料金がかかるのかな?
調べてみた結果が、こちらでした。よかったら参考にされてくださいね。
あかりんもおとなしくしてくれて、よかったです♬
それでは!!