旅する料理研究家さとみんです。
今回は、チリの穴場市場グルメについてレポートします!
チリ旧市街は市場が沢山♪食材&グルメの宝庫!!
実は、チリのサンティアゴの旧市街には、市場が4つもあるのをご存知でしょうか?
一つ目が、有名な観光市場である「中央市場」(メルカドセントラル)
二つ目が、野菜や調味料などの加工品が豊富な、庶民の台所
「ベガ市場」(ラ・ベガセントラル)。
この2か所は、結構有名ですよね。
しかし、実は残りの2つの市場が食べ歩きの穴場!
あまりネットには情報がないのですが、
残りの2つの市場は、この上記の2つの市場の間にあるのです。
一つ目はここ
「Mercado Tirso de Molina
(メルカド・ティルソ・デ・モリーナ)」
2階に上がると、いくつかフードコートがあり、穴場のグルメを見つけることが出来ます。
「Luisy Karina」と書かれた南米料理のお店に入ってみました。
ここは、ペルー料理をはじめ、ドミニカ共和国料理などもありましたよ!
サラダはサービスでついてきました。
ここでのお目当ては、ペルーで食べそこなってしまった
「アロス・コンポーヨ(Arroz con pollo)」という、
鶏の炊き込みご飯です。
パリッパリに皮目が焼けたチキンと、緑の香り良いライスが美味しい!
気に入りました~。
チリでリベンジ出来て本当によかった!!
ほかにも、色々なお店がありましたので、
気になる料理をぜひここで攻略してみてください♪
そして、最後に紹介するこの市場が、
実は一番穴場なのです!!
その名は
「La Vega Chica」(ラ・ベガチカ市場)
ここは、さきほどの大きなラ・ベガ市場の南部に、こじんまりと位置しています。
サンティアゴに観光に来てグルメを楽しみたいなら、
ここに寄らないともったいない!
ここは、ローカルレストランの宝庫で、
安いチリの家庭料理メニューがたくさんあるのです。
グルメ市場と言えば、中央市場のシーフード!というイメージですよね。
だいたいの観光客は、中央市場で安いウニを食べるのが定番コースなのですが、
私はあまり興味が湧きませんでしたので、食べていません。
なぜなら、ウニは日本で食べたウニを超えられる美味しさではないだろうし、
中央市場は観光地価格なので、ここにわざわざお金をかけるのはもったいないかな~と
思ったからです。
それよりも、チリでしか食べられなさそうな
珍しいローカル料理を食べたほうが、学びや発見があり楽しいな!と思い、
このラ・ベガチカで、ご当地グルメを探索することにしました。
私のように、とにかくいろんな料理を試してみたい!という方は、
中央市場よりも、ベガチカ市場の方が穴場だと思います。
今回の食べ歩きで活用したのは、私の世界一周料理修行旅バイブルである、
料理研究ノ~ト~!!(※ドラえもんのひみつ道具風に。)
このノートを参考にしながら、指さし会話でチリの家庭料理を注文してみました。
まず、入ったお店がこちら「Genesis」
ここでは、「cazuela de vacuno」という、
牛肉のビーフシチューのようなカスエラをいただきました。
カスエラというのは、チリを代表するポトフのような鍋料理で、
大きめの野菜やお米に、オレガノやクミンを効かせた味付けが特徴です。
宿でも、料理修行としてカスエラを教えていただきました。
そして、来た料理の写真がこちらです( ・`ω・´)
牛肉・じゃがいも・人参・たっぷりのハーブにお米が乗っています。
パクチーがダメな方は卒倒すること間違いなしw
パンとピリ辛のソース、chancho en piedra(チャンチョエンピエドラ)も
ついていました。
チリのパンの付け合わせのソースと言えば、
pebre(ペブレ)というサルサが定番のようですが、
写真を見る限り、私がいただいたのは、ペブレじゃない気がする・・・。
ペブレは、お目にかかれずじまいでした。
⇒※調べたところ、どうやら、ペブレの材料を
すり鉢でつぶしたものが、チャンチョエンピエドラだそうです。
トマト・にんにく・緑唐辛子・オレガノ・辛ピーマン・塩・油が材料です。
市場でいただいたのは、とても辛かったです!!
このシンプルで、ゴロゴロと大きく煮込まれた野菜類が
とっても美味しい!
カスエラはチリ料理の中で、一番のお気に入りになりました♬
余談ですが、
このお店で、隣の前の座席に座ってきたオジサン。
日本じゃありえないような態度だった~!
まず、私のテーブルの椅子に、ボンっと荷物を置きだす。
(フツー、一言、ことわらないか?)
そして、自分の食べ終わったお皿を、私のテーブルの上に置きはじめる。
さらに、私のテーブルのパンに手を伸ばして食べ出すし!
まるで私のことが見えてないかのような態度です。
短気な人なら、怒ると思います!!
まぁ私は、これもネタと思えば怒る気も失せました(´・ω・`)笑
気を取りなおして、次の料理に行ってみます!
お次はこちらです。
ポロトスコンリエンダス(porotos con riendas)
チリ南部の白インゲン豆のはいったパスタです。
冬に食べる料理で、赤はパプリカパウダーの色です。
クリスタルと呼ばれるビールと一緒に。
ここでも同じようにチリのソースとパンがついていました。
さらに、チリ料理制覇は続きます!
チャルキカン(charquican)
これはかぼちゃやにんじんなどの野菜とお肉を煮込んで、
マッシュした料理です。
ここでも赤いソースはついています。
素材の味を生かした料理というのかな、
感動するような味ではないですが、ホッとする感じ?
素材の質に左右されるので、日本の良い野菜で再現したら、
もっと美味しいものが出来そうな気がします!
まだまだ料理研究は続きます( ・`д・´)(よう食べますな~~)
お次は魚介料理を2品ほど!
ムール貝のスープ(sopa)
中にはお米が入っていました。
そして一緒にいただいたのが、
「フリッタコングリオ(frita congrio)」(アナゴのフライ)。
ちょっとボリュームがたっぷりすぎて、食べるのがしんどくなってしまいました(;´∀`)
やはり、これも日本のアナゴの天ぷら感覚でいただくと
ちょっと物足りないような気がしてしまいます。
チリはシーフードが美味しいイメージでしたが、サンティアゴでは
これは絶品!という料理には、残念ながら出会えませんでした。
結論。
チリ料理で一番美味しかったのは、
ダントツでカスエラ!!!、
それ以外は、あまりピンとくるものがなかったです。
でも、珍しい食材に触れてとっても楽しい経験でした♪
それでは!