旅する料理研究家さとみんです。
今回は、今までお世話になった人との接触を、
つい避けがちになってしまう方に読んでいただきたいコラムです。
あなたには心当たりがありませんか?
職場の上司や先輩や友人などの人間関係の中で、
一時期は、お世話になったり、接触回数が多かったのに、
今は、なんとなく距離を作ってしまっている人。
その人とは、ケンカやトラブルがあったわけでもない。
もしこれが「嫌いな人や苦手な人」ならば、
意識的に近寄らないようにするし、はっきり自覚もあるのですが、
あなたはその人のことが、嫌いなわけではないし、
相手からも、特に嫌われている態度は取られていない。
それにもかかわらず、
なぜかその人のことを思い浮かべると、ずーんと、気が重くなってしまう。
ひさびさに顔を合わせるとなると、そわそわ緊張したり、委縮してしまう…
本当は、何も気にせず、のびのびと接することが出来たらいいのに。
そういう事ってありませんか?
私もこの、「なんとなく気が重い・・・」という状態になったことが、今まであります。
そして、その原因は、相手側にあるのではなく、
自分の「罪悪感」という感情が、悪さをしているのだということに
気がつきました。
目次
実は、罪悪感は最大の敵かもしれない。
「罪悪感」。
あなたは、この感情をわざわざ意識しますか?
「私、罪悪感を日々意識してます!」って人は少ないかと思います。
でもこれ、
私たち が「よっしゃー!」って前に進もうとするときや、
何かSNSに投稿したり、宣言しよう!としているときに、
無意識のうちにひょっこり現れて、邪魔をしかけてくる、
とても根深い、厄介なやつだったりするのです。
株式会社Became代表の真史さんの言葉をお借りすると、
「足かせがついている状態」とも言いかえられますね。
どおりで、前に進むのに、足取りが重いはずなんです。
罪悪感は、こんなときに勝手に発動する
「人に迷惑をかけてしまったとき」
「人からのお願い事を断ってしまったとき」
「メールの返信がうまく出来てないとき」
「やらなきゃと思っていることが、ちゃんとやれていないとき」
「周囲の期待に応えられなかったとき」
「いただく(take)ことが多すぎて、バランスが悪いとき」
「人を傷つけたり、憎んでしまったとき」
「自分を演じたり、ウソをついてしまったとき」
ほかにも、人それぞれ様々なパターンがあるかと思います。
こういうときを感じやすいあなたは、間違いなく優しい人です。
優しい人ほど、罪悪感をついつい抱えがちになるんですよね。
この罪悪感があると、何が困るかって、
自分らしくいることが出来なくなるんです。
しかも、この感情って、
自分でも気付かないうちに蓄積していたりする。
自分の心に向き合うことに慣れていない方は、
なかなかこのことにすら、気づけません。
私は、自分の心と向き合うことが多いほうだと思うのですが、
そんな私でも、無意識に罪悪感が芽生えていて、ハッとした事例が最近ありました。
パンからひょっこり芽生える罪悪感
私、隣のパン屋さんから、いつも大量のパンをいただくのです。
パンのおじさんは優しく、ひたすらGIVEの精神で、
私が留守の時でも、ドアにパンをかけてくださるんです。
とても嬉しいし、有難い反面、ふとよぎったのが、
すぐお礼をしないと、人として失礼なんじゃない?という考え。
「ちゃんとお礼したほうがいいよなぁ・・・」と思いつつも、
そのままタイミングを逃して、時間が経ってしまったりすると、
という感じで、無意識にそれが申し訳なさや、引け目になっていて。
そして時間が経つうちに、どんどんそのタイミングを逃しちゃって、
距離が近いほど、顔を合わせにくくなったりするんです。
このように、勝手に芽生えた罪悪感が、勝手に自分を委縮させていく。
相手は、喜ばせようと思ってやってくれているはずが、
私がこんな気持ちになっていたら、本末転倒もいいところです。
思わず、「罪悪感スパイラル」にハマるところでした。
あぶなか~~~。笑
このような場面って、お仕事やプライベートでもあったりします。
何か人に恩をいただいたのに、それを無下にしてしまったら、
相手に対する申し訳ない気持ちで、顔を合わせづらくなってしまう。
そりゃー、何でもすぐ対処できたら、こんな気持ちになることもないでしょう。
でも、人間は完ぺきではありませんから、
頭では分かっていても、思うようにすぐ行動が出来なかったり、
簡単なようで難しかったり、後回しにしてしまう時もありますよね。
にんげんだもの!!
でも、安心してください。
向こうは、こちらが思っているほどには、
気にしてないパターンの方が圧倒的に多いです。
それより、罪悪感がもたらす、心の悪循環のほうが問題なんです。
これと向き合わないまま放置すると、逃げ腰の人生まっしぐらになってしまいます。
そこで、お次は、悪循環が起こる原因についてお話します。
どうして罪悪感が足かせになるの?~自粛のスイッチ~
罪悪感は、言葉の通り「罪と悪を感じる」と書きますよね。
「悪いな…」と思う気持ちは、そのまま引け目になりますし、
「罪と罰」という言葉があるように、「罪」は「罰」とセットですので、
”罪を犯した⇒罰を受けなきゃいけない”と、無意識に感じやすいのです。
そういった、小さな罪の意識が重なっていくことにより、
「私は罰を受けなくてはいけない人間なんだ‥」と思いこんでしまい、
これが、エスカレートしていくと、自粛モードに入ります。
つまり、無意識の罪悪感が、
「自分は幸せになっちゃいけない」
「どう目立っちゃいけない」
「キラキラ輝いちゃいけない」など、自分に規制をかけ出すのです。
これが、潜在意識にインプット(刷り込み)されることによって、
自分の才能を発揮できなかったり、思うように動きにくくなったり、
実際に、頑張ってもうまくいかない状況が続いたりするんです。
仕事や人間関係のトラブルなど、
一見、全く関係のない目の前のうまくいかない現実が、
実は自分の内側にある、全く別の罪悪感と繋がっていたりします。
だから、まずはその罪悪感に気付いてあげるのが、第一歩だと思います。
罪悪感を払拭する方法は?
まず、一番簡単かつ、一番ハードルが高い方法。(←どっちやねん)
それは、罪悪感を感じている相手に、直接自分の気持ちを話し、
相手の気持ちも聞いて、それをしっかり受け取ることです。
これが根本治療かもしれませんね。
自分のモヤモヤした気持ちも、すっきりすると思います。
「ごめんね」と一言、素直に謝ることができると、ラクになれます。
その上で、相手からの気持ちを受け取ることができれば、
意外と向こうは、「そんなの全然気にしてないよ!」と思っていて
単なる取り越し苦労だった、ということもあるのです。
そうなれば、
「何で、今までこんなことを気にしてたんだろう!」と、
窮屈になっていた心が解放されることでしょう。
しかし、ここで、
「あんたのせいで本当に迷惑だよ!」と責められてしまった場合は、
きっとまた、罪悪感のスパイラルに陥りそうになるかもしれません。
しかし、こちらもある程度、やるべきことをやって、
誠実に謝ったうえで、それでも相手が「絶対に許さない!」というのであれば、
それ以上は、相手の問題でもあるのです。(程度にも寄りますが)
いつまでも、自分を責め続けるのではなく、
ときには、自分の心を罪悪感から守ってあげることも、
大切なのではないかなと、私は思います。
だからせめて、
自分は自分のことを許してあげてください。
(そうじゃないと、そのうち潰れちゃいます。)
相手と向き合う勇気が出ない場合
そうはいっても、なかなか勇気が出ないときもありますよね。
そのようなときは、まず、
自己嫌悪しなくなったり、
自分に自信を持てるようになれば、
かなり気持ちが軽くなると思うのです。
そのためにも、自分への悶々とした意識を、
周りの人を喜ばせるエネルギーに変えましょう。
具体的には、以下の例のように自分に負担のないことから、
周りをどんどん幸せにしていくことによって、
好循環のスパイラルにシフトチェンジさせていきます。
その具体的な方法などはコチラをチェックしてみてくださいね。
そうするうちに、悪循環が断ち切られ、
罪悪感が、ふわっと昇華されることもあります。
※旅人がよく言う、「恩送り」とかも、これに近いと思います。
いただいた恩を、他の人に返してあげるというやつです。
相手と接触することすら難しい・トラウマになっている場合
私はハワイに伝わる癒しの秘法と呼ばれる
「ホ・オポノポノ」というやり方によって
自分の罪悪感を解放することができたんですよ!
誰でも・いつでも・どこでも実践できる方法なので、
騙されたと思ってやってみてくださいね( ̄ー ̄)b!
参考記事はこちらです
まとめ
結局は全部、自分が見たものが、自分の世界を作り出しているので、
現実は、今見えているものと違うところにあったりするもんです。
過去なんて、脳の記憶が創り出しているものに過ぎないし、
真実だって、あるようで、ない。
過去の罪悪感を綺麗に清算し、思考の歪みを正して、
のびのびと好きなことに取り組めたらいいですよね。
今回は罪悪感が自分の行動を制限しているということについてお伝えしました!
まずは、自分自身を許していく練習をするところから始めてみましょう。
愛は「許し」とも言い換えられるんです。
自分のことも 相手のことも、許してあげられる、
愛の深い人間になりたいものです(*^_^*)
それでは!!