「やったことがないから、分からない」
「よく知らないから、できなかった」
ということを、やたらと主張する人がいる。
それが、事実であることは、十分にわかります。
わかります・・・が!!
やったことがなくて分からないから、先に進めない。
やったことがなくて分からないから、出来ない。
やったことがなくて分からないから、
簡単に人から正解を聞きだそうとする。
結局、このような人は、
「やったことがない」ということを、
行動できないことの言い訳にしているだけなんです。
やったことがないことは、誰だって分からない!
言い訳したところで、何も始まらない
「やったことがない・知らない・分からないから、出来ない」
一見、もっともらしい理由のように聞こえたりもするけれど、
よく考えると、「やったことがないから分からない」なんてことを
主張したところで、実際は何の言い訳にもならないのです。
だって、みんな人生は平等に、
誰もやったことがないことから始まっているから。
やったことがないから分からないし~・・と言って行動しない人は、
人生、なにも新しいことに挑戦することが出来ないのではないでしょうか?
赤ちゃんを見ていると、特にそう思います。
生まれたての赤ん坊は ねんねしたまま何もできない状態ですが、
だんだんと寝返りして、ハイハイを始めたり、
立つための練習を始めたり、何も教えてあげなくても、
どんどん チャレンジして日々成長していきます。
もし赤ちゃんが、
「私、ハイハイしたことがないから、やり方わかんな~い」
なんて言って、ずっとあおむけのままで、
永遠に寝返りを打たなかったら、おかしい話ですよね。
でも、これと同じようなこと言っている大人は、
めっちゃいるんですよ!!
私自身もそうでしたから、気持ちは分かります。
しかし、冷静に考えてみたら、
「やったことがないから分からない」なんて、
当たり前すぎて、問題点でもなんでもないのです。
分からないのが当然で、やらない限り分からない、
でも、分からないから行動出来ない・・・という、
堂々巡りのスパイラルに、はまり込むだけです。
今日という1日にしても、
過去に同じ西暦の日は、過ごしたことがないですよね。
そう思えば、人生は、毎日新しいことの連続ではないでしょうか?
今日という1日が、どんな日になるかなんて、
預言者ではあるまいし、実際に1日が終わるまでは、
何が起きるかなんて、わかるはずがないのです。
というわけで、すべての物事は
「やってないのだから、そりゃあ、わかるわけがない!」。
もちろん、ある程度の予測がつくこともあるかと思いますが、
それはあくまで過去の統計学や、数学の世界の話ではないでしょうか。
「分からない」を卒業するために
では、どうやったらその言い訳をしなくなるのでしょう。
答えは決まっています。
わからないなら、わかるようになるための行動をするしかないのです。
わからないけれども、まずは自分で調べてみたり、
セミナーにいくとか、とにかく実践してみる!とか。
実際に行動することで、やっと徐々に分かるようになってきます。
行動してみると「あれ?何でこんな簡単なことで、
ずっと悩んでいたんだろう?」ってスッキリすることもありますよね。
そして、行動してみた結果、
どうしてもわからないとか、うまくいかないのであれば、
初めて 「やってみたけれどうまくできなかった」という実体験により
明確な問題点や、改善点が生まれるし、
人からいただくアドバイスも、すんなりと理解しやすくなるのです。
逆に言えば、自分で分かろうとする努力もしないまま、
まったく行動の1歩を踏み出そうとしていない人に伝える
アドバイスほど、無意味なことはないと思います。
相手が、「やったことがないから分からない、
分からないから、教えてよ~」という、丸投げの段階で、
いくらその道の先輩が、具体的にアドバイスをしてあげたとしても、
相手はそもそも【やったことがないから分からない思考停止状態】なので、
そのリアルな感覚(イメージ)が沸かず、貴重なアドバイスが無駄になりかねません。
百聞は一見に如かずとは、よく言ったものです。
分かろうとする努力も一切せず、
面倒なことは全部丸投げして思考停止してしまうと、
いわゆる「クレクレ君」状態になってしまいますね。
まとめ
「◯◯したいけど、やったことがないから、
分からなくて出来ないんだよね~。」
この言葉を、ずっと口癖のように言っている人は要注意です。
言い訳にもならないような甘いことを言って、
行動を先送りにしていることに気がつきましょう。
・・・という、過去の自分への戒めを含めたメッセージでした。
それでは!