先日は、久々に自分の感情が乱れた投稿をしてしまい、
皆様にはご心配をおかけいたしました(;´・ω・)
その後、話し合いをして無事に問題解決したので、
この記事をもってご報告させていただきたいのと同時に、
今後、同じような場面に当たった方に向けて、
何かお役立ちになれればと思い、書かせていただきました
前の記事をまだ読んでいない方はこちら!
ライフワークに生きる人と、ライスワークに生きる人は、
仕事に対する認識や感覚が違うため、そこから意見のすれ違いが起きやすい。
この前編の壁を、どうやって乗り越えたかの実体験を、
対話の時間軸に沿って今回はお話しようと思います。
目次
まずは物事の捉え方の違いを把握する
まず、やはり最初に表面的な部分ではなくて、
その下にある物事の捉え方や、生まれ育った環境などの背景が全然違っていて、
相手とその違いを認め合うというところから始まります。
今回は、仕事とプライベートを混ぜる感覚が理解できず、
お互いの意見がすれ違うという問題になりましたが、
そこにある背景は、このようなところにあります。
もともとの性格や考え方のクセの違いについて話す
意見のすれ違いが起きるときって、その背景に生まれ育った環境などから
培われた価値観の違いや考え方のクセにより、ケンカになることが多いです。
私は、ケンカや怒りの原因のほとんどって、固定観念による思い込みや過度の期待や
「考え方のクセの違い」から起こっていると考えています。
なので一回、そのクセを書き出して、違いを認識します。
※あくまで淡々と、決してお互いを否定したり、感情的に非難しないように気をつけます。
<相手の背景>
・気質:女性性が強い・保守的・心配症・神経質・優しい・ロマンチスト・少年。w
・固定観念・偏見、足かせになる考え方をもっている。
・ライフワークやフリーランスの感覚が、理解できない。
・仕事とプライベートの境目がハッキリしていて、分けるべきだという考え方。そもそも仕事とプライベートが一致している感覚が理解できない。本人は家庭に仕事をもちこみたくない!と思い、家に帰るまでに、なるべく終わらせようと思っている。
・人好きで親切。周りが良く見えて気が利く。
・私の活動に対しては、基本的に応援・かなりの協力体勢。尊重してくれている。
自分で道を切り開くより、人のサポートのほうが得意なタイプ。
<私の背景>
・性格:男性性が強い・革新的・好奇心旺盛・創造的・現実主義者・変人
・「命には限りがある」という無常観があり、いまここを全力で生きるのがモットー。
・合理主義で、お金や時間の使い方にシビアなため、仕事と遊びを同時にこなせば、一石二鳥でより満足感が上がるという考え方。楽しみながら、お金も得られるのは嬉しいこと。
・目標達成志向が強く、仕事・趣味・遊び・勉強・子育ての両立(一石五鳥?w)を目指す欲張り人間。
・マイペースで、一人の時間を大事にする。
・人を喜ばせたい気持ちや、サービス精神が強い。
・過集中、アスペで周りが見えない欠点がある。
・常識・固定観念にとらわれず、色んな人の気持ちを肯定できる。
逆に「~はずだ!」「~べきだ!」「~するのが当たり前だ!」と言ってくる人は大の苦手。
仕事に対する概念の違いを話し合う
<相手の仕事に対するイメージ>
・お金をもらうためだけの手段
※まず、お金に対するブロック(マイナスイメージ)があるので、
お金をもらう手段である仕事=良いイメージがあまりない。
また、以前の仕事に、少しトラウマがある。
・ボランティア=温かい、ビジネス=冷たいという印象がある。
・まだ本人自身は、夢中になれることが見つかっていないので、仕事を通した自己実現などのイメージがわかず、私のことがうらやましいと思う気持ちもある。
<私の今の仕事のイメージ>
・呼吸のようなもの。
(無意識にしてしまうものだし、意識しながらしているときもある。
しかし、完全にストップすると、なんだか息苦しさを感じてしまう。)
・自己表現・自己実現・自己超越のための大事な手段
・使命(ライフワーク)。お金をもらわなくてもやりたいことのほうが多い。
・お金=「ありがとう」の対価として分かりやすい指標である。人の役に立つことで沢山稼ぎたい。
・でも実際、仕事している意識がない。だって、呼吸だから!笑
食のこともブログのことも、気がついたら四六時中考えているし、
それに繋がる行動をとることが、習慣となっている。
※私も昔からこういう考え方だったわけじゃないです。
学生時代アルバイトで働いていた時は、
社会不適応すぎて、本当に毎日がきつくてきつくて吐きそうでした。
それでも、目標のために無理をして労働していましたし、
休憩時間は階段で一人で泣いたり、出勤前は、ウツになりそうだったり、
何回も仕事で病んで、自信を失い、上司に怒られ、挫折して・・・
精神科に通って安定剤を飲みながらも働いていました(;´・ω・)。
今まで20か所以上色んな仕事をしましたが、そのほとんどがまるでダメ。
本当に自分が情けなくて、仕方がありませんでした。
そんな経験から、仕事が嫌で嫌で狂いそうな人の感覚も分かります。
問題となった「私が仕事とプライベートを混ぜている」ケンカに対する考え方の違いについて話す
最近は、レストランなどから、料理の感想や記事を書いてほしいということで、
家族ごとモニターやレセプションに参加させていただける機会があるんです。
私の考え方「大事な家族だからこそ、共に分かち合いたい」
まず、お店の料理にめちゃくちゃ興味があるので、こういう貴重なチャンスがあればすごく嬉しいし、なるべく行こうと思っている。
でも、せっかく美味しいものを食べるなら、自分だけが一人で贅沢をするより、
大事な人も一緒に同行できる場なら、一緒に色んな経験を共有出来たほうが嬉しい。(共に成長したい)
それにせっかく、特別招待されて、普段食べられないものをいただけるなんて、
ラッキー&特権じゃない?!笑
本当は、喜んでもらえたら嬉しいのに、分かち合えないことがちょっと寂しい・・
相手の考え方「家族と仕事を混ぜるのは家族を大事にしてない」
食にはもともとは全く興味なかったので、今もそこまで執着がない。
家族の時間とは、外食ではなく家で食事するものだと思っている。
いろんなものを食べられるのはいいけど、外食=贅沢すぎる=恐ろしい、これに慣れてはいけないという考え方が無意識にある。(外食をしない家庭で育った)
その場で、食を楽しむことは出来るが、家族の時間をさとみんは仕事として過ごしているのは、家族の時間を大事にしていない!と思ってしまう(寂しい)。
美味しいお店を時間かけて調べたりする感覚も、理解できない。
そして、相手が、「私が仕事している!」と思って、イヤになる瞬間とは、
・お店のシェフと話す
・人と名刺を交換する(名刺交換=ビジネスというイメージが強い)
・お店のことを記事にする(写真を撮るとかも含む?)
それに、仕事って、外食のときだけではありません。
自宅でも、レシピは書くし、研究もするし、
作った料理の写真だってとるし、一生かけて全てコンテンツにしていきたい!
そんな生き方は、17歳の時から、ずっと人生かけてやってきていること。
昔から決めた自分の生き方を、我慢するのは、違和感しかない・・・。
そもそも、結婚前からずっとそんな姿を見てきているはずなのに、
それ見るのがイヤだなんて、本当に応援してくれていたのか・・?
なんて、私は、言葉に出来ないショックを感じてしまいました。
お互いの妥協点を見いだす
そう思っていた時。
相手がふと、こんなことをいいました。
「プライベートと仕事が同じという感覚は、
理解ができないから、そんな場面のときは、
【さとみはいま勤務中なんだ】と割り切って思うようにしたら、
仕事中に一緒に遊べるなんて、逆にラッキーと思えるかも・・」
と。
・・・・・・???
えええええええ!!(゜ロ゜;!!
そんな簡単なことでいいんかーーーい!!!!!
そして、分かりました。
プライベートの中に仕事が入るから不快。
仕事中にプライベートが入るのは嬉しい。
結局ね、
「プライベートと仕事を混ぜるな」って思う人は、
一緒に過ごすプライベートの時間なのに、
仕事をもちこんできたー!と思うから、
不快(寂しい)なんです。
その気持ちは、私もすごく理解が出来ます。
たとえば、デート中、
恋人が、会社と仕事の電話ばっかりしていたら、
「せっかくのデート中なのに!」と不快な気持ちになる人は多いでしょう。
では、逆はどうでしょう??
仕事の時間にプライベートを持ち込んだら?
恋人が仕事中、トイレにいる隙間時間などに、
「ちょっと声が聴きたかった!」と、急に電話をくれたら?
「仕事中なのにプライベートの電話をかけるなんて不快だわ!」
・・・なーんて、思わないですよね??笑
「わぁ、仕事中にもかかわらず電話くれて嬉しい!」
となるのではないでしょうか。
さきほども書いたように、私の活動は「呼吸」なので、
自分自身は、仕事とプライベートの感覚に境目はないのですが、
自由業の感覚が理解できない相手が、不快にならない対策としては、
「これは仕事の時間なんだ」とはっきり意識することなのだそうです。
つまり、外食するときの相手の思考が、
今は家族のプライベート時間!と思っているときに
私の仕事感覚が見えてしまうと、イラッとするけれど、
今はさとみんの勤務時間!と思っているときに、プライベートを持ち込むのは、
本人にとっては「仕事中なのに、一緒に過ごせてラッキー」となるそうですww
こんな単純な方法で解決するとは・・・。
表面的な行動自体は、何も変わらないですよね。
ただ、その認識や解釈を再設定するだけで、
同じ出来事があっても、
「イライラする」が「ラッキー」と思えるようになるのです。
そう思うと、人間の思考のカラクリって本当に面白いですね。
ということで、私はこれからも、
一石五鳥の欲張り人間を目指していくことを、許されたのでした・・・。
これが、「もう分かり合えないなら、いいわ!」ってなって、
私が、旦那と一緒に行動することを諦めてしまったり、
他の仕事仲間と一緒に過ごしたりする時間を増やしたら、
それこそ、家族の時間が少なくなり、
どんどん溝になっていたかもしれません。
対話って大事ですね。
いつも、理解のある旦那に感謝いたします。( ;∀;)!!!
それでは!
【関連記事】