laughing gas(笑気ガス)で笑う？副作用は？バンコクカオサンの怪しい風船薬物に注意！

旅する料理研究家さとみん(@satomin8230)です。

先月のバンコク旅行の時に、カオサンロードを歩いていると
以前はあまり見かけたことのないような看板がたくさん出ていることに気がつきました。

その名は、「laughing gas(笑気ガス)」。

カンボジアでよく見かけた「ハッピーピザ」
(※幻覚を起こすマジックマッシュルームが使われたピザ)のような、
怪しさを感じる名前のガスですが、カオサンロードでは
風船を吸っている欧米人の姿もよく見られました。

これは一体何なのだ？ということで調べてみました。

laughing gas(ラフィングガス・笑気ガス)とは？笑うガスなの？

laughing gas(笑気ガス)は、亜酸化窒素のことをいうのだそうです。

このガスを吸うとまるで笑いが止まらなくなってしまうのではないかと
想像してしまいそうですが、そのような効果はないのだそうです。
実際には顔の筋肉が緩むため、笑っているように見えるというところから
この名前がついたのだとか。
ちなみに、アヒルのような声になってしまうヘリウムガスとも違うものです。
（あれはあれである意味「笑える」かもしれないけどね。）

笑気ガスを吸引すると、お酒に酔ったようなリラックス効果や酩酊感覚があり、
痛みを緩和する麻酔効果があるようで、
実際に日本国内でも歯医者や医療の現場でも使われているガスなのだそうです。

カオサンロードでは、カラフルな風船にガスが入っていて、
小さいSサイズが50バーツ、大きなLサイズは100バーツで売られていました。

laughing gas(笑気ガス)の副作用は？

今回副作用について調べてみましたが、
医療で使われている笑気麻酔に関しては30%という低濃度のため
特に身体に対する害はあまりなさそうでした。
肝臓などの重要な臓器に負担をかけないという点では、
もしかしたらアルコールを飲むよりも良いのかもしれませんね？

また、効果はそんなに強くはなく、体外に排出されて効果が消失するのも早く、
後に残らないそうです。
そのため医療の現場で使うことに対しては問題ないと思っていいでしょう。

しかし、素人によるむやみな乱用はやはり避けた方が良いそうです。

イギリスではヒッピークラック（Hippy Crack）という名前で呼ばれるそうで、
誤った使用法をしてしまい、酸欠状態から死亡した例があったり、
吐き気や嘔吐をもたらしたという事例もあるようなので、試してみる時は注意が必要です。

ちなみに、地球にとってはかなり有害！
オゾン層を破壊する効果が強いため、環境破壊も懸念されています。

laughing gas(笑気ガス)は違法！

laughing gas(笑気ガス)は、日本国内では指定薬物とされています。

指定薬物は、製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されているのですが、
「シバガス」という名前で自転車の空気入れのようなものに詰められたガスが
ネットで出回っていたりするとのことです。
国内では、大学生が所持していたということで逮捕されました。

間違っても個人で海外から持ち帰ったり、販売や購入をするのは違法
になるので気をつけてくださいね！！

laughing gas(笑気ガス) の感想・口コミ

私は怖くて試す勇気がなかったので吸引しなかったのですが、
実際に笑気ガスを試してみた人の感想を調べてみました。

海外で使用するには自己責任かもしれませんが、
医療で使う分には、ちょっと試してみたい気もするかも？！

カオサンロードに蔓延していた笑気ガス。
なんでもありのタイだからこそ、できる経験なのかもしれませんね。

それでは！！