【写真閲覧注意】手足口病に大人が感染するとヤバイ！人生で一番発狂した体験談。

旅する料理研究家さとみん(@satomin8230)です。

皆さんが今まで人生で一番しんどかった病気は何ですか？

私は比較的身体が丈夫で、 大きな病気にかかったことはないのですが、
一番つらかった体験談として思い浮かぶのは、食中毒です。

特にひどかったのは、
世界一周の最終日にミャンマーの屋台で感染した食中毒と、
大学時代にイタリアンレストランに行ったとき、
殻が半分閉じていたあさりのパスタで感染した食中毒。
あまりの痛さで動けなくなり、死ぬかと思いました。

また、ノロウイルスには、よく当たります。
生牡蠣で当たると分かっているのに、学習能力がないのです。笑

みなさんも、きっと辛かった病気エピソードがあるかと思います。

しかし先日、私はいまだかつてない、
食中毒やインフルエンザをはるかに上回るほど
精神的に追い詰められる病気と出会ってしまいました。

その名は、手足口病です。

手足口病とは？症状・流行はいつ？治療法は？

てあしくちびょう。
何度もインパクトの大きい名前の病気ですよね。
手足口病というのは夏に流行する子供の病気で、特に乳幼児に多いといわれています。

症状はその名の通り、口の中や手足に発疹が起こるウイルス性の感染症です。
不思議なことに 2年に1度のペースで大流行するようで、奇数の年の初夏に流行ります。
つまり今年は、まさに流行の時期だということです。
そして厄介なことに、治る薬がないので、感染したら自然治癒を待つしかありません。

ここからは実際の体験談エピソードをお伝えします。

※この先、発疹症状の画像があるので、苦手な方は、ご注意ください！！！

あかりんに熱が出る

事の始まりは、1歳の娘のあかりんが 熱を出したところからでした。
熱はあっても元気なのですが、食欲はあまりありません。

心配性の旦那が、慌てて病院に連れて行きましたが、
そこで、現在手足口病が流行っているということをお医者さんから 伝えられました。
この時は変な名前の病気だなぁ？と思うぐらいで、あまり気にしていませんでした。

あかりんの足に赤い発疹ぶつぶつができてくる

その後、あかりんの熱は下がったのですが、
太ももにどんどん赤い発疹が増えていきました。

ブツブツが現れるスピードは速く、
あっという間に、翌日にはこうなっていました。

あかりんのスベスベお肌が・・・！！！
悪化していて心配＆可哀想で仕方ありません。

全然ご飯を食べたがらないので、どうしたのかと口の中をよく見ると、口内炎がたくさん出来て、痛くて食べれない様子でした。

お腹の調子も悪く下痢ぎみだったり、ぶつぶつも治るのか心配だったのですが、
ネットで調べると「一週間で治る」と書いてあったので、
まぁ時間が経てば、キレイになるだろうし、大丈夫なのだろう…と思っていました。

実際に、発疹は次第にかさぶたになり、
ポロポロと剥がれてくるようになりました。

あかりんが次第に治りかけた時、思わぬ展開が起きてしまいました。

強烈な寒気とめまいと高熱に突然教われる

違和感を感じたのは、私が夕方に銀座の会食に向かっていた時の事です。
電車に乗っていると、なんだか突然、強い疲労感・倦怠感のようなものを感じました。
「やばい、最近疲れが溜まってるんだな…」というのを自覚しつつも、体調が悪いというほどでもなかったので、そのまま現地へ向かいました。

会食が終わったあとは、そのまま１件、仕事の打ち合わせがあったので、
旦那も合流して、カフェで話していました。

その時です。
強烈な悪寒が走り、頭がクラクラするような症状が突然発症しました。

さっきまでは 普通だったはずが、歩くのもしんどい状態に急変しました。
なんとか旦那に助けられながら家に帰り、 熱を測ってみると、39.5度も出ていました…。
インフルエンザのような辛さで、寒気とひどい頭痛が止まりません。完全にダウンしてしまいました。

二日目。吐き気と関節痛と頭痛に苦しむ

ひたすら寝込んで夜になり、やっと熱は下がってきたのですが、
それでもしんどい状態は続きます。
そんな中でも あかりんは容赦なく、元気に私の上にのしかかってきます。(涙)

具合の悪いときの一人育児は大変すぎます。
仕事帰りの旦那に「早く帰ってきて！！」と助けを求めていました。
このとき、旦那は最寄り駅から徒歩７分かかる自宅まで、１分で帰ってきました。
瞬間移動でもしたのでしょうか？逆にあまりに早すぎてビビりました。ｗ

横になっているときは、まだマシなのですが、
立ち上がった瞬間に、まさにあのノロウイルスの時の気持ち悪い状態がフラッシュバックします。そう、吐き気がひどいのです。つわり状態で動けません。

さらに頭痛で クラクラとめまいがするので、
ひたすら横たわり、生きる屍と化していました。

ふと指を見てみると、なんとなく小さな赤いニキビのような物を発見しました。

押してみると、少～しだけ痛いのです。
しかし、そんなに気になるほどでもありませんでした。

三日目。旦那も感染しダウン。地獄絵図・・。

なんとか 私の症状は 落ち着き、少し体が動くかな？と思ってきたころ、
今度は、旦那が時間差でダウンしました。

大体、私は食中毒や感染病は、
経過のスピードが普通の人より早いんですよね。（体が小さいからかな？）

この時の旦那の症状は、私の1日目にあたるため、ひどい寒気と頭痛に襲われている状況でした。

私のほうの体調は、
「治ってきた～」と油断しそうになっていたのですが、

ここまでは、序章に過ぎません。

本当の恐怖はここから始まります・・

夜になると、 先日のニキビのようなものは 少し大きくなり、
よく見ると足にもいくつかできていました。（汚くてすみません・・・）

おおお。。増えている…！

あかりんと同じ症状になれば、
この前のあかりんの気持ちも分かるのではないか？ などと、
好奇心で ワクワクしていた私。

どんだけノー天気やねん。

顔にも 少しニキビのようなものが出来たのはイヤだなーと思ったのですが、
痛みなどはそこまでなく、まだ、あまり深く考えていませんでした。

しかし、 このあと、私の手足はどんどん蝕まれていきました。

四日目。 痛みと恐怖がピーク。発狂状態に陥る。

旦那は会社に行くことができず、相変わらずのダウン状態。

私は、時間が経つにつれ、手と足の赤い発疹がどんどん増えて行き、
それが かゆみと痛み、ジンジンとした痺れを 感じるようになってきました。

明らかに、最初に発疹が現れた時から、皮膚の状態は変わってきました。
同じ一日でも朝と夜では全く 進行具合が違います。

夜に用事があったのですが、 このブツブツの進行スピードの早さを考えると、
恐ろしかったので、昼にリスケし、早めに帰宅しました。

足の裏の発疹は 悪化し、地面に足をつけるたびに、針千本で刺されたような 痛みが走ります。

想像通り夜になると、症状 はさらに悪化しました。
痺れと痛みとかゆみのトリプルアタック攻撃です！！

私は発狂しました！！！

この病気の発狂ポイントは、症状だけではありません。

まず、治療できる薬がないということです。
つまりこの痛みと痒みに耐えるしかないという。
(鎮痛剤を打つパターンはあるそうですが‥)

そして、一体いつがこの病気のピークなのか分からない不安感。
これ以上ひどくなったら 本当に 耐えられない…。

さらに見た目にも、どんどん赤い発疹が 広がっていき、
体がウイルスに侵食されていく、今までに味わったことない恐怖感・・

エイズ患者の気持ちって、こんな感じなんだろうか？
それなら、身体の前に心が持たないことが想像つきました。
まさか自分の足がこんなことになってしまうとは・・
こわすぎる！！！

軽くパニックになった私は、夜に救急病院に電話をかけました。
どれだけ体調が悪くても病院に頼ろうとしない私が、
半泣きで病院に助けを求めた手足口病の恐ろしさが伝わってくるでしょうか・・。笑

「治療できる薬がないのは、分かっているのですがっっ！
とにかくこの痛みを、少しでも緩和したいし、
これ以上 悪化することを考えたら、耐えられません！！(泣)」

対症療法でいいから助けてくれぇぇぇ！

そんな必死の訴えにもかかわらず、病院は事務的な対応で「今は対応出来ません、診療時間内に行ってください」と言われるだけ。。。

分かっています、 手足口病に治療方法がないことはっ・・(T_T)
一週間も経てば、症状は治るのも、分かっているのだけど・・！

あまりにも症状がしんどすぎて、
この時点で 手足口病は「人生で もう二度とかかりたくない病気ランキング」1位に輝きました＼(^o^)／涙

五日目。歩行不能状態…。まさに手も足も出ない状態

この日もどうしても欠かせない大事な予定があったので、出かけなければいけませんでした。
痛みを緩和するために、足の裏にティッシュを何十枚も重ね、
そのまま、ストッキングを履いて固定し、靴を履きました。

それでも歩く速度は、通常の3倍ぐらい遅い です。

山手線では、スマホをいじっているサラリーマンを横目に「座らせてぇぇぇ」と何度、心の中で叫んだことか。
結局、タクシーを使う羽目に・・

この日も、旦那は相変わらず、寝込んでおりました。
少し症状が軽くなったと喜ぶ旦那に、
「本当の恐怖はこれから始まるのだよ！！！」ということを力説しまくる私。笑

手足口病の進行は、熱が下がったあと、赤い発疹が現れる第二段階へと発展するのです。

立てない私の代わりに、旦那が動いてくれていましたが、
家族どっちも歩けなくなったら…本当に困りますね(T_T)

あかりんだけが、容赦なく元気。。。
これは、大人は感染してはいけない病気です。

六日目。 口の中や舌が痛くなる

最後に現れたのが、口の中の症状です。

唇をめくったところに、口内炎のようなものがいくつか出来ました。
もちろん痛い。

どれだけ手を替え品を替え、この病気は人間を苦しめてくるのでしょうか・・(゜-゜)(。_。)

しかし幸い、私の口の症状は とても軽い方でした。
人によっては口の中に口内炎が40個もできて、
何も食べれない・飲むこともできないというやばい状態になった人もいるようです。

現在皮膚がボロボロに剥がれ落ちて脱皮状態に。

その後、症状は徐々に治り、全ての赤い発疹は 黒いかさぶたに変わっていき、
皮膚が剥がれ落ちていくようになりました。

まるで、蛇の脱皮です。笑

こんなに 皮膚の皮が大きく剥がれる事ってあるのですね・・
※剥がすのは、結構面白いです←

しかし他の人の症状を見ると、 手足口病に感染すると、
爪が剥がれるパターンもあるようなので、 最後まで気が抜けません。

どこまでも 人間を苦しめる手足口病。
かかった人はみんな「治療薬が開発されてほしい」 と切実に思うこと間違いなしです。

手足口病の大人の感染確率は0.6%

なんとこの病気、大人はほとんどかからないようで、感染確率は0.6%なんだとか。夫婦揃って感染するとは、どんだけなんだ・・・！！

感染経路は、間違いなくあかりん（子供）からです。
ちょうど小児科の予防接種に行ったときに、
あかりんはほかの子供に触ったりして、ウイルスをもらってしまったみたいです。

子供の病気だからといって油断してましたが、
オムツを替えた後や食事の時は、もっと手洗いなど気を付けなければいけませんでした。
まぁ、気をつけても、完全に防ぐのは難しいと思う部分もあるのですが・・

ただし、症状は個人差があるということも分かりました。
なぜなら 私が発狂しそうになった発疹は、
旦那はそこまでひどくは出なかったからです

確かに、旦那もいくつか手足に赤い発疹は出ていたのですが、
そこまで重症化せずに治ってしまいました。

手足口病は1回感染し免疫がついたと思っても無駄！

さらに恐ろしいことにこの病気、
一回感染しても、またかかる可能性がある病気なんです。

なぜなら、いろんなウイルスがあるため、
いくら免疫がついても、また別のウイルスで感染する可能性があるんだとか。
もちろん、治療薬がないのですから、予防接種などもありません。

ということは、
人生でまたこの苦痛を味わうかもしれないということです。
心から勘弁して欲しいです・・・・。

しかも、ウイルスは完全に抜けるまで、1ヶ月もかかるんですよ。
最初の一週間が一番ピークですが、
その後もずっと 喉の奥がウイルスに侵されているような感じで、
ずっと なんとなく調子が悪かったです。しぶとすぎるよ。

まとめ

手足口病は、 本当にもう二度とかかりたくない病気です！！！

子供の症状は軽いのに、大人が感染すると戦慄が走るような恐ろしい重症症状のオンパレード。
特に小さなお子さんがいる家庭は、子供が手足口病に感染してしまったら、
大人まで共倒れしないように、くれぐれも！！気をつけてくださいね。

それでは！