オーガニック

「マクロビが好き」と言えない私。~自然派志向への批判や偏見の目~

旅する料理研究家さとみんです。

この記事では、マクロビに対する世間一般のマイナスイメージや、
本来の意味であるマクロビオティックの在り方について語ろうと思います。

初対面で、なんとなく言いづらいことがある。

あなたにもありませんか?

「初対面の人にこれ言うとき、気が引けるなぁ・・・」ということが。

私には、いくつかあります。

わかりやすいのは、血液型。
私は典型的なB型なんですが、
初対面で、B型であることを打ち明けるのは、ちょっと勇気がいります。
なぜなら、「B型は、わがままでマイペースで自分勝手な奴」だ、
という偏見や、過去にイヤな思いをしたなど、苦手意識を持ってる人が、結構いるんです。

さとみん
さとみん
これが、A型の人に対してだったら、さらにドキドキします。笑

他にも、兄弟構成。

「一人っ子です」と言うと、
それだけで「あぁ、こいつは甘やかされて育てられたんだな・・・」と、
解釈されてしまったりします。
実際に「一人っ子は競争心がなく、気を使えない、空気読めない病だよ。」って
言われたこともあります。

さとみん
さとみん
まぁ、私の場合、どちらも、あながちハズれていないので反論の余地はありません・・苦笑

他にも、出身地や学歴、職業や年齢など、
なんとなく初対面で言うのに引け目があることって、
人それぞれあるかと思うのです。

そんな、言いにくいことの一つに、
最近は「マクロビが好き」と言うことを、
一般の人に堂々と言えなくなってきたんですよね(´・ω・`)

地元にいたときは、マクロビ教室の講師を務めたり、
「マクロビ姫」という呼び名でテレビに出たこともある私でも、
いつしか、その単語を使うことに引け目を感じるようになっていました。

どうしてかというと、
「マクロビという言葉に対する周囲の偏見が強い」
という理由があるからなのです。

マクロビという言葉が与えるマイナスイメージとは?

皆さんはマクロビと聞くと、どのようなイメージを持たれますか?
自然派のコミュニティにいたり、ある程度知識のある方なら、
親近感を持ってくださることも多いのですが、
世間一般でみると、まだまだ認知が低いように感じます。

「マクロビ派」というコンビニのお菓子によって、
その単語を知った人も多いのではないでしょうか?

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(これ、食べたことあります?メチャメチャ美味しいですよね!!)

そう、”なんとなく聞いたことのある単語”だとは思うのです。
しかし、本来の意味を理解している人は、そんなにいません。

そんな、マクロビとは疎遠な一般の方たちが、
初対面で「私、マクロビが好きなんです!」と主張されたら、どう思うでしょう。

「なんだかこだわりが強くてストイックそうだな~」
「お肉やお魚などNGなベジタリアン(菜食主義)なのかな」
「仙人のような禁欲的で質素な食生活なんだろうな」
「プレゼントや、レストラン選びに気を使うな・・・」

など、いわゆる「ちょっと面倒くさい人」という、
マイナスイメージを持たれることも少なくありません。

私は、いろんな立場からの視点が分かります。
なぜなら、一つのコミュニティに浸かることはなく、
色んなタイプの人と関わって、意見を聞いてきたし、
自分自身の物の見方も、どんどん変化しているからです。

・10年前、全くマクロビを知らなかったときは?
・5年前、実際にマクロビにどっぷり浸かっていたときは?
・日本一周自然食レストラン制覇旅をしていたときは?
・世界一周・女一人料理修行旅をしていたときは?
・マクロビの知識はあるが、柔軟なライフスタイルになった今は?

これらのステージの変化により、自分の感じ方も変わってきました。

マクロビに全く触れたことがなかった大学生のとき、
図書館で「粗食のすすめ」という本を読んだときは、
「何て地味で貧しい食事なんだろう。私は絶対に続けられない:(;゙゚’ω゚’):」
と実際に思っていたんです。(↓今はすごく美味しそうに見えるから不思議!)

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やはり私も、偏見やマイナスイメージを持っていました。

当時の私の体重は28kg。
拒食症を改善していく過程で、食と全力で向きあっていた時期でした。

そこで私は、初めてマクロビオティックと出会ったんですよね。
しかし、これを学べば学ぶほど、それはとても奥深く、
マクロビは、ただのストイックな食事療法ではない
ということが、分かりました。

ここで少しだけ、マクロビオティックの本当の意味(語源)について、
解説させていただこうと思います。

知っていますか?マクロビの本来の意味と目的

古代ギリシャ語を起源とした
マクロビオティック(Macrobiotiqueという言葉は、
直訳すると

マクロ(Macro)が「大きい」
ビオ(Bio)は「命・生きる」
ティック(Tique)は「方法論・学術」

という意味を指しているんです。

つまり、これは食事法ではなく、
「大きく思いっきり人生を謳歌するための方法論」
という、”生き方についての学問”なんです。

さとみん
さとみん
決して、身体に良い食べ物だけの単純な話ではないんです

全力で生きるのに、一番大切なのは「気力」です。
人生を謳歌した人が、最終的に目指すところは、
自己実現や自己超越の領域だと思うのです。(マズローの欲求説による)

そして、思いっきり生きるためには、
気力を養い、心と体の状態を健全に保つのは基本であり、
その手段の一つとして食事も大切だ、ということなのです。

エスカレートすると「マクロ離婚」する夫婦も・・

しかし、今のマクロビの在り方はどうでしょう?

みんなその「食事」という手段にこだわりすぎて、
本来の目的を、見失いがちなんです。

私は、5年ほど自然食品店に勤めていましたが、
実際、マクロビを実践している人の中で、
そんな不幸な人たちを数多く見てきました。

「旦那が白米や肉が好きなんです…」と、愚痴をこぼす人も沢山いました。
中にはそれがエスカレートし、マクロビが原因で離婚する夫婦さえいるほどです

食べ物は、動物や植物の命から成り立っていますが、
その命そのものには、善も悪もないと思うのです。
なのに、極端になってしまった人たちは、
善悪判断し、
正しさを主張し、間違いを批判しようとするから、
視野はどんどん狭くなり「面倒くさい人」になっていきます。

これでは、マクロビオティックではなく、
「ミクロ(=小さい)ビオティック」ではないでしょうか?

もちろん、体と心を元気にするためには
言うまでもなく食べ物は大事なのですが、
何事も、バランスが肝心です。

近所の農家さんが頑張って作った野菜をいただいたとき、
「これ、農薬使ってるから!」と言って捨ててしまうような人に、
感謝の心があるのでしょうか?

災害などで食べるものがないときや、旅先グルメを楽しみたい時に、
善悪の理性でそれを押さえつけ、我慢する状態では、
本当の意味で「人生を謳歌している」と言えるのでしょうか。

食という手段が、いつしか目的になってしまっている。

それって、本当に幸せなのかな?

「大きな視点で全体を見る」のが本来のマクロビオティックです。

健全な人が、たかだか1日ハメを外して
B級グルメを食べたところで、死ぬことはありません。
「あれはダメ、これもダメ。もう何も食べられない、どこにも行けない、
汚染されたものばかりで、私たちは添加物に殺されてしまう・・・!」
という、ストレスや不自由さの方がよっぽど、身体に悪いのです。

そして、食の考え方だけでなく、幅広く言えることですが
自分の正義と、他人の正義は、
必ずしも一致するとは限らないんです。

他の人をコントロールしようとすればするほど、
そのオーラを察知した人は、無意識に離れていきます。
自分の価値観を人に押し付けていては、次第に孤立を生み、
最終的に目指すべき幸せな人生とはかけ離れていくでしょう。

マクロビオティックの上手な活用法とは?

私の中で、マクロビオティックの具体的な知識は、
ひとつのソフトウェアのようなもの。
いったん、脳内にインストールさえしていれば、
必要な時にちゃんと起動してくれる便利な存在です。

例えば、
体調を崩しそうな時は、
なるべく内臓を冷やす食材は避けた方がいいよなぁ~、とか、

世界中を旅している時は、
現地の食材が、その土地でとれる理由が分かったりするようになります。

さとみん
さとみん
さらには、これを食べると、身体にどう作用するのかも、だんだん分かるようになってきます。

新たな視点やが増え、普段の生活に活かせるようになると、
理にかなっている部分も多く、面白い発見が沢山あります。
ここでは割愛しますが、もちろん身体にも嬉しい変化がたくさんあります。

しかし、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。
マクロビに捉われすぎないのが、真のマクロビかもしれません。

一つの知識を鵜呑みにして、窮屈な考えになるのではなく、
一つの知識をもとに、選べる選択肢を増やしていきたい。

柔軟な思想を持ち、こっちがうまく取捨選択することが大事です。

さとみん
さとみん
「酒は飲んでも飲まれるな!」的な?

マクロビオティックな生き方とは?

マクロビを発明した、桜沢如一さんの生き方は、
まさに本来のマクロビオティックだったと言えます。

決して型にハマることがなく、
世界政府協会を作り、平和な世界を目指して活動したり、
5つの特許をとったり、超小型飛行機を作って飛ばしたり、
貿易会社を作り海外に日本の織物を輸出したり、
100冊以上の本を書き上げたりしているんです。

海外では、フランスで無一文の武者旅行をしたり、
シベリア鉄道を1円で横断し、アフリカでは病気になるが食事療法で回復。
インドやヨーロッパ、欧米、東南アジアを飛び回っていたそうです。

さとみん
さとみん
とてつもない行動力と、チャレンジ精神がはんぱないですね。

それでいてお酒とタバコも大好きだったそうですよ。
意外ですよね。

著書「新食養療法」には、このような発言があります。

「人生の目的はスキナことをタンノーするほどやりぬき、
スバラシイ、オモシロイ、ユカイナユカイナ一生をおくり、
しかもスベテノ人々に永く永くよろこばれ、カンシャされることである」

この一文からも、自由に好きなことにどんどんチャレンジし、
それでいて、人を幸せにする生き方を貫いたことが読み取れますね。

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まとめ

今回は、マクロビの本来の意味と目的についてお伝えいたしましたが、
みなさんのマクロビのイメージも、だいぶ変わったのではないでしょうか?

マクロビという言葉が与えるイメージが、

「心と体が元気になるための知恵を活かし、
思いっきり人生を謳歌する」

という、本来の意味と合致したものに戻れば、
きっと、誰もが共感できるものになるはずですよね。

逆に、ここで本来の意味を理解していただけたみなさんには、
マクロビでガチガチになっていて不自由そうな人を見かけたら、
「それはミクロビオティックだよ。」ということを伝えてあげてください。

さとみん
さとみん
※逆ギレされないようにね・・。笑

この記事を読んでいただき、マクロビの悪いイメージが軽減されたら
嬉しく思います(*^_^*)

それでは!

ABOUT ME
旅する料理研究家さとみん
旅する料理研究家さとみん
㈱BIOTRIP代表取締役。管理栄養士。 心身のバランスを崩したのをきっかけに食の大切さに気づき、料理教室講師、マクロビスイーツ工房経営を経験。1000を超えるレシピを制作。 さらなる食の追求のため、日本一周したのち、世界の食卓を巡り、旅×食×人を繋ぐ、世界一周・料理修行の女一人旅をクラウドファンディングで達成。2か月で150万円を集める。行った飲食店は1万店舗、使った資産は1000万以上。私の使命は、人の人生が加速する繋がりやきっかけを創ること、勇気をだして一歩踏み出す人の背中を押すことです。 レシピや旅情報はLINE@でも配信中!
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