旅する料理研究家さとみんです。
タイ・バンコクへ行った時にNANTA(ナンタ)という韓国で人気のショーを、
バンコクでも見ることができる!ということで行ってきました。
今回はNANTAの感想やあらすじについてお伝えします。
ナンタとは?どんな内容?あらすじについて!
NANTAは韓国では大変有名なノンバーバルパフォーマンスと呼ばれる
言語を必要としないミュージカルのことです。
このショーは20年前からスタートし、今では世界各地で開催されているようです。
キッチンにある道具を使って様々な音を出して迫力のあるリズムを演出しています。
これは韓国伝統芸能の「サムルノリ」と呼ばれるリズムをモチーフにしているのだとか。
あらすじはレストランの厨房にいる4人のシェフと1人の支配人のお話です。
1時間でウェディングパーティーの料理を作れという指令を受け、
シェフの四人が野菜を切ったり、炒めたり、ふざけたり、
日本ではありえないような包丁や炎をつかった危ないパフォーマンスや
大量の野菜が空中を飛んでいくシーンもたくさんありました。
コミカルなシーンも多く、客席にいるお客さんが指名されて呼ばれたりするシーンもあり、
会場内には笑い声がたくさん響き渡ります(*^_^*)
ナンタバンコクの場所・行き方・料金は?
ナンタの劇場はSHOW DCという大きなショッピングセンターの4階にあります。
ナンタのオプショナルツアーを利用された場合は、
ホテルの送迎付きかどうかを選べますので、行き方を調べる必要がありませんが、
1人あたり230バーツがかかるので、送迎付きじゃなくてもいいかもしれません。
自分自身で行く場合はBTSペチャブリー駅1番出口を出たすぐのところから、
無料のシャトルバス(ミニバン)が運行していました。
既に出発をまっていたので、探すことも待つこともなく、分かりやすかったです。
ナンタの上映は毎日20時から21時10分までの70分間です。
シャトルバスは15分から30分おきに運行していますので
遅くても19時半頃には駅に着いておくことをお勧めします。
私たちはすぐにこのバスを見つけましたが、
なかなか出発せず出発したのは19時45分でした。
急ぎ足でSHOW DCのエレベーターを4階まで上がり、
広いショッピングモールエリアを右手側の奥に進むと
大きな象のモニュメントと共にナンタの劇場の看板が現れます。
この看板の右側を奥に進み、さらに階段を登った先の方に劇場があるのですが、
ちょっと案内の看板が少なくて私も含め周りの観光客は
どこが劇場が分からず戸惑っていました(;´∀`)
なんとか開演に間に合って良かったです。
席は自由席だったので真ん中の見やすい席に座りました。
ナンタの感想は?日本人でも面白いの?
ナンタを見る前に一番心配していたのが言葉の問題でした。
口コミでは言葉が分からなくても大丈夫だと書いてはありましたが、
少しは言葉が分からないとやはり理解が難しいのではないかと思っていたので、
全くタイ語が分からない私は楽しめるのだろうかと不安もありました。
しかし、その部分に関しては全く心配ご無用でした!!
言葉を使わずに見るだけで会話の様子や内容が表情や動きから伝わってきて、
その表現力はお見事でした(๑•̀ㅂ•́)و✧
そして目を見張るようなパフォーマンスには圧倒されました。
まるでサーカスを見ているようで、練習するのが大変だろうなと感心してしまいました。
特に印象的だったのは最後の太鼓のシーンです。
あれは韓国の文化なのかな和太鼓のリズムにも近いような感じがしました。
皆さん筋肉が大変かっこよくて本当に素晴らしかったです!!
ほかにも、お皿をフリスビーのように飛ばしてキャッチをするシーンは、
目が追いつかないほどの高速スピード。
みんな器用だなぁ~!
圧倒されるような技術のオンパレードでした。
ナンタはつまらない?悪い口コミもあり!
バンコクのナンタに行くまでに様々な口コミを見ましたが、
日本人の評判は賛否両論でした。
否定的な意見としては主に2つありました。
まず一つは日本人の感覚として、大量の野菜を投げて遊んだり
切り刻んで捨てているところが
食品を無駄にしていて不快である、という意見です。
もったいない精神の強い日本人らしい意見ですよね。
しかしナンタについて詳しく調べると、
ここで使われる野菜は市場などで売ることができない、
廃棄されてしまうような野菜を使っているのだとか。
そう思えば野菜がもったいないという概念は弱まり、
むしろリサイクルとして報われるのではないでしょうか?w
もう一つの悪い口コミは、
笑いの感覚が日本人とは違うので内容がサムい、つまらないという意見です。
この点に関してはおそらく年代や人によっても感じ方は違うと思いますが、
私としては正直言うと、その意見を理解できなくはないような気もします。
途中では、何度も同じことを繰り返すことで若干の間延び感は感じました。
そこで気づいたのですが、日本人の若者の笑いに対する感覚は、
海外とはちょっと感覚が違うのかもしれません。
クスッとは笑えても、大爆笑は出来ないというか。
たとえば、昨年流行った「カメラを止めるな!」などは、
すごく精巧な 笑いだなあーと思いましたし、
「間合い」などもよく計算されているなぁ~と思いましたもん。
この映画には、大爆笑してしまいました。
日本のお笑いって漫才にも代表するように、視覚だけで見て楽しむというより、
言語的な部分での面白さが大事だったり、凝った笑いが多いのかな?という気がしました。
あとは、ツッコミがしっかりあるからボケが映えるし、
あるあるネタなどは、日本人の共感から生まれた笑いだと思います。
このような点から、日本的なお笑いコントのような、
ハイクオリティな?笑いは期待しない方がいいかもしれません。
しかし、そんな日本人の意見とはうって変わって、周りの現地人たちは大爆笑でした。
皆さんサクラか?ってぐらいに抜群のリアクションをしていましたよ(●^o^●)
韓国人やタイ人は笑いの許容範囲が広いのだろうなと感じました。
海外でコメディを見たのは初めてだったので、
その感覚の違いが分かったのも、学びの一つでした!
笑いとしてはイマイチだからといって、
ナンタのミュージカル自体が面白くないわけでは決してありません、
funnyではなくinterestingという意味では大変面白く、
十分に楽しめる素晴らしい内容と感動のパフォーマンスだと思います。
どの国の人が見ても楽しめるようなショーなので
一度見てみる価値はあるかと思います。
日本語のサイトでもチケットは前払いで予約できますので、
興味ある人は是非行ってみてくださいね☆
それでは!