旅する料理研究家さとみんです。
タイを代表する鍋料理といえば、タイスキーというタイ料理がありますが、
実際には実態がよくわかっていなかった私。
タイスキの語源は日本語のスキヤキ(坂本九さんのスキヤキソング?)から来ているのだとか。
実際にはすき焼きというよりもしゃぶしゃぶのような感じで、
中国の広東料理が起源となるそうです。
今回はカオサンの人気屋台である、タイスキーのお店へ行ってきました。
カオサンのタイスキ屋台ジウスキガタローン
このお店の場所はカオサンロードの北側にある、
ランブトリ通りをさらに北に入ったところにあるセブンイレブンの前。
夜になると現れる人気のタイスキーの屋台です。
隣には、「ジョーク」と呼ばれるおかゆのお店もあります。
メニューはこちら。英語があってよかった♬w
タイスキは具材を選ぶことができて、
豚肉または鶏肉が60バーツ、
エビまたはイカ、またはシーフードミックスの場合は70バーツ、
野菜のみの場合は50バーツになります。
鍋料理が200円台でいただけるなんて、さすがタイ屋台ですね。
しかもこのお店は屋台なのに鉄板を使っていて、
熱々の状態のものをを鉄板で出してくれるんです(*^_^*)
今回はスタンダードに鶏肉を注文してみました。
タイスキ実食。特徴・感想は?
しばらくするとタイスキが登場!!
1人前で食べるのにちょうど良さそうな量だと感じました。
具材は鶏胸肉、白菜、玉ねぎ、ニラが入っていて、全体を卵でとじてあります。
・・あれ?タイスキって鍋料理ではなかったのか?
予想に反するビジュアルです。
調べてみるとタイスキには、汁ありの「スキナーム」と、
汁なしの「スキヘーン」の2タイプがあるのだとか!
こちらは後者のスキヘーンだったのです。
そのままいただいてみると、タイ料理という感じは全くなく、
本当にシンプルな素材の味がします。
イメージしていたものより、はるかに優しい味です。
ここで添えられたタレを付けてみました。
そうすると、優しかったタイスキーは一気に表情を激変させましたΣ(゚д゚lll)
このタレがめちゃめちゃ辛いのです!
あまり辛いものが得意ではない私は、
結局ほとんどこのタレを使わずじまいで食べてしまったので
正直、素材の味がそのまますぎて、新しいタイ料理を制覇した~
という満足感は全くありませんでした(´・ω・`)
もちろん美味しくないわけではないのですが、
これ、買い物に行きたくないときなどに、
家の冷蔵庫の残りで、私も作ったことがあるんじゃないか?というような家庭的な感じです。(たとえが絶妙。)
口コミでも「味が薄くて物足りなかった」、という意見もあります。
日本人なら、ポン酢をかけていただきたくなるかもしれません。
ちなみにタイスキの有名店といえば、
コカレストランがその発祥だと言われています。
他にも有名なお店と言えば日本にもあるMKレストランや、
カントンスキなどが挙げられます。
MKレストランはタイでも一番国民に愛されている、定番のタイスキの店なんだとか。
今度は汁ありタイプにチャレンジしてみたいなぁ。
タイスキは野菜たっぷりでさっぱりとヘルシーでした。
スパイシーな料理や、脂っこい揚げ物続きで胃が疲れている日などに
食べられるといいかと思いますよ(⌒▽⌒)
おまけ・パンダンケーキ
帰りにたまたまカオサン屋台で見つけた謎のケーキ。
気になったので食べてみることにしました。
外側は、ココナッツの風味でカリカリ香ばしく、中は甘くてふんわりとしたケーキがはいっています。これ、面白いですね!
例えるならマフィンを餃子の皮で挟んであげたみたいな感じです。
怪しい見た目に反して、意外と美味しかったので驚きました。
これだから未知の食べ物発掘は楽しくてやめられないなぁ。
それでは!!