この記事は、2011/03/16 (Wed)のブログ記事を移転したものです。
発見しました!!!
さっくりの秘密は、繊維の向きだった
今回は、卵なし、バターなしのマクロビでもサクサクに仕上げるヒミツも紹介します!
レーズンとひまわりの種の全粒粉クッキー
<材料>
A 薄力粉 70g
A 全粒粉 20g
A 米粉 10g
A 塩 1g
菜種油 28g
B 水 15g
B きび砂糖 30g
有機サルタナレーズン 20g
有機ひまわりの種 15g
(材料について)
菜種油は、平田産業の圧搾一番しぼりがオススメです!
これは、薬剤を使わずに抽出している安心なもので、
さらにクセがないので、かなり使いやすいです。
どうしても揃わない場合は、市販のサラダ油でも大丈夫です。
Bは水分が蒸発しない程度に少し温め、冷ましておきます
サルタナレーズンは、柔らかくなるように蒸しておきます。
アイス ボックスクッキー生地の作り方
Aをフードプロセッサーにいれ、回し、
菜種油を入れて回します
Bを加えてさらに回したら、ボウルに取り出し、
レーズンとひまわりの種も加えて切り混ぜます。
スケッパーで、縦に切って、押し重ねて、をくりかえします
これで生地は完成
棒状にしてラップに包み、冷凍庫へ
固まったら、はしっこから切って、天板に並べていきます
160度のオーブンで20分、上段で3分焼いたら完成
レーズンを蒸すのが、大事なポイントみたいです
このあと、同じような配合比で、
刻んだプルーンを、今度は蒸さずに作ってみたのですが
水分が飛びすぎて、ドライフルーツが固くなっちゃいました
このことから、ドライフルーツは蒸すか、時間があるときは
ラム酒やリンゴジュース、水に浸して戻すという工程はマストだと
いうことが分かりました(^_-)-☆
出来たクッキーはナッツの香りとドライフルーツのバランスが最高!
サクサクでとっても美味しく、素材感を味わえるクッキーです。
アイスボックスクッキーのコツ!サクサクの秘訣は?
あと、アイスボックスクッキーが、
ベーキングパウダーも入れないのに、
どうしてこんなにサックリと、食感がよく、
美味しくなるのかにも、気づいてしまいました!!
それは、噛むときに繊維を断ち切っているからなんですね。
スケッパーで 半分に切って、押し重ねて、を
繰り返した生地は、繊維が横に走っているんです。
だからこれを、輪切りカットしたクッキーは、
噛んだときに、繊維が切れて、さっくりするというわけです!
逆に、麺棒でのばして型抜きされたクッキーは、
繊維が横に走っているから、噛んだときに、
垂直に走っている繊維が 抵抗するんです。
だから、アイスボックスクッキーほどには、
歯切れのよい食感にはならないんですよね~
これ、野菜と同じなんです
野菜を横向けて、輪切りにしたら、
繊維が切れて、歯切れがいいのと一緒なのです
というわけで、
アイスボックスクッキーをサクサクに仕上げるコツは!
とにかく生地を、包丁でカットした時に繊維が切れるように、
スケッパーでカットした生地を上に重ねて押さえ、また上に重ねて押さえ、
層を作っていくこと!!
焼いているうちに横に伸びて、そのスキマがサクサク感に繋がります!!
こんなこと、一生懸命考えていたら、
クッキー研究家と呼ばれるのも無理はないですね・・・?!
(この前、とある保育園にお伺いしたとき、
「クッキー研究家の方がこられています」と
私のことを紹介されていたので、びっくりしました。)
それでは♪